ガッレリア・デ・イタリア美術館に行ってきました!

私が引っ越しする前からミラノに住んだ事のある友達が、”ミラノの冬はよく雨が降って曇ってるから憂鬱だった〜。”って言ってました。一ヶ月前引っ越した時は、1週間位毎日晴天だったのでいい意味で期待ハズレで良かったのです。が、それから雨が降り出して(しかもザーザーではなく、なんとなくズ〜っと小雨が降っている若しくはドンヨリと曇っている状態。)から、晴れの日が一気に減ってしまいました。

 

たまに晴れの日が訪れると、明日も晴れればいいなあと思っているとそういう訳にはいかないらしい。昨日は日中は晴れてて凄く気持ちがよかったのですが、夕方になるとドンヨリとし始めて、しかも霧が激しくザ〜ッとでてきて、なんとなく着ている洋服が湿っているようにさえ感じました。今日はまたドンヨリ天気に戻ってしまいました。

 

なのでたまに晴れるとここぞとばかり出かける私です。(どんな天気でも出かけるんですけど、ね。)”何か面白いイベントないかなあ〜。”なんて思いながらネットで検索すると、ガッレリア・デ・イタリア美術館でWunderkammer (ヴンダーカンマー)の展示会が無料で見れる事が分かり、早速行ってみました。恥ずかしいのですが、Wunderkammer (ヴンダーカンマー)という言葉は昨日初めて聞いて、ネットに出ていた出品作品一点が気に入ったので、よく分からないまま行きました。

 

このガッレリア・デ・イタリア美術館はスカラ座の隣にあり、昔銀行だったビルが使われています。入場料が無料だったので、小さい展示会ぐらいだろうなあ。。みたいな感じで行ったのですが、ところがドッコイ、なんと23室もあり、近代美術品(19世紀〜20世紀)が色々展示してありました。アブストラクトなものからオブジェや油絵まで惜しみなく展示してあります。

 

銀行の窓口だったものがところどころに姿を見せ、銀行だった面影がありました。内装も本当に美しいので、それだけでも楽しいです。

 

美術ファンでジックリ見たい方は2〜3時間くらい楽しめると思います。私も結構見はまって1時間半いましたよ。(最後は疲れてきたので、スル〜した作品沢山ありますもん。スミマセン。。)

 

何となく美術館だと写真ダメな気がして私がめがけて行った作品一品オドオドと撮りました。それ下に貼りますね。あとは美術館の正面。(Banca Commerciale Italianaって書いてあるけど、見えますか?)それと美術館が面しているマリ〜ノ広場でラファエロの無料の展示会に入る為に待っている人達。(最終日だったからなのか、凄い長い行列ができてました。これはその一部。見たかったなあ。。。)

 

写真ではよく見えませんが、この作品良かったですよ〜。私はモザイクやステンドグラスなどのガラス細工が好きなのですが、これも初めはガラスで出来ていると思い、その理由でこの作品を見にいったのです。これですね、Damien HirstのHigh Windows (Happy Life)という2006年の作品で、キャンバスにエナメルとチョウチョの羽が一面に貼ってあるのです。大きさは写真ではお皿くらいに見えるけど、あれは2メートルくらいあったよ〜。

 

開館時間:

火曜〜日曜 − 午前9時半〜午後7時半(最後の入館時間午後6時半)

木曜 − 午前9時半〜午後10時半(最後の入館時間午後9時半)

ウェブサイト:http://www.gallerieditalia.com/en

 

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