イタリア学生ビザの申請

私は2000年からニューヨークに13年間住んでいました。そして長い間ニューヨークから引っ越したいと思っていましたが、次に住みたい場所がなかったので取り合えずニューヨークにいました。2012年にイタリア旅行に行った時、”あ〜。ここに住みたい。”と思い、イタリアに引っ越す事を決めたのです。

 

2012年3月のイタリア旅行から帰ってくるや否や、イタリア語を独学し始めました。あまりお金をかけずに学びたかったので、インターネットを利用してとにかく勉強しました。そしてwww.mylanguageexchange.comでペンパルを探し、イタリア語でメール交換したのもよかったです。

 

最初はニューヨークにいながらイタリアで仕事を探し、見つかったら引っ越そうと考えていたのです。しかしその方法だとどれくらいの時間を要すか計り知れなかったので、学生ビザで引っ越す事に決めたのです。

 

色々迷ったあげく、ミラノにある語学学校に行く事にしました。他の州や国ではどういう手続きか分かりませんが、ニューヨークの場合、必ず電話予約をする必要があるのです。驚いたのは通話時間一分あたり2ドル49セントかかるのです!! それ以外方法はないのです。

 

自動応答が始まった時点で課金される為、実際誰かと話して予約を取るのに7分チョイかかり18ドルくらい払いましたよ〜。(汗)

 

「申請日当日」

 

パークアベニュー寄りの東69丁目にあるあまり目立たない入り口から半地下に行くと、その先には警備員がいるのでそこでパスポートを見せます。警備員はぶっきらぼうな態度でパチパチとコンピューターに何かを入力した後、パスポートと共に紙一枚を渡しながら、”その部屋に行け。”と言われました。

 

あんまり良い事が書かれていない領事館のレビューを予め読んでいたので、”はあ。。。なるほど。。。”と思いつつ、先ほど警備員から渡された用紙に従って必要書類をその順番で並べました。

 

私の番が来て、呼ばれた窓口へ。やはり感じよく済ませないので、担当者に”ハ〜イ!”と明るい声で言ったのだが、反応はシ〜ン。。。。担当者は笑顔の一つもなく黙々と書類をペラペラとめくり一通り見終わった後、やっと私に話しかけました。

 

学生ビザなのでミニ面接たるものがあるとは思いもしなかったので、質問された時はビックリ。質問は以下の通り。(覚えている範囲で。)

 

1.”あなた仕事を辞めてまで何でイタリアに行くの?”

2.”学校が終わったらどうするつもり?”

3.”イタリアでは何をするつもり?”

4.”イタリア語は何処で習った?”などなど。。それは適当に答えました。

 

質問に一通り答えられてホッとしている時、担当者の隣に座っている人が私の担当者に何か早口でイタリア語で話しかけました。すると担当者が私に早口イタリア語で話しかけている!

 

”何か。。。イタリア語で。。。”みたいな事を言っているので、とりあえず”もう少しゆっくり話して頂けますか?”と丁重に言った瞬時に彼女の態度が180度変わり、顔が笑顔で一杯になり、”オ〜、ブラ〜バ〜!”と繰り返し褒めちぎりはじめました。その後片言のイタリア語で、イタリアの日常生活を経験したり、イタリア全土を旅行したいと伝えました。

 

やはり自分の言語を話されると嬉しいですよね。イタリア語を勉強しといて本当に良かったとその日つくづくと感じました。

 

その10日後ビザがおりました。